気象予報士試験・防災士 勉強ブログ

気象予報士を目指している大学3年生です。心理学の学校に通っています。第62回に気象予報士試験を受験する予定です。Twitterもしています。https://twitter.com/4uaoftxhixkbayy

実技試験 天気図の現象日と出題の考察

気象予報士試験の実技は非常に難しいです。気象予報士試験の実技試験を知らない人に聞くと「アナウンサーのように解説するの?」と思う人が多いです。しかし、実際の気象予報士試験の実技試験は天気図などを読み取ったり解析を行ったりする科目です。

 

実技試験の問題は過去の(大雨や大雪など)事例から出題されます、例えば、冬でいうと、大雪や南岸低気圧(西日本と東日本の太平洋側に大雪を降らせる低気圧のこと)などの現象が出題されます 

 

ここから、天気図の現象日と出題の考察を書いていきたいと思います

ここ最近5年程度の実技試験の現象の出題日を表にまとめました。過去5年程度の過去問題を使いました(第45回(2016年1月31日)~第60回(2023年8月27日))。現象が起きた日から気象予報士試験に出題される日までを表しています。

また、基本的に図1の資料として載っている天気図を用いました。また、21時の天気図が載っている場合があります。この場合はその日としています。

例)5日21時の天気図→5日の9時の天気図→5日と示します

 

結果

気象予報士試験 実技出題日.pdf - Google ドライブ

 

回数でいうと、実技1と実技2は「2年以上3年以内に出題された」回が一番多くなっています。

実技1は「2年以上3年以内に出題された」が9回と、とても多いです。

実技2は実技1より「5年以上6年以内に出題された」回が最近の傾向としてあります。また、連続して2回「5年以上6年以内に出題された」ところから出題されました(2023年 月現在)。

 

気象予報士試験に出題された月ごとの出題数と出題率を見ると、全体では多い月順に「1月」(50%)、次に「4月」(42%)の順に出題される月が多いです

実技1では多い月順に「1月」(25%)、次に「2月」(17%)、「4月」(17%)、「6月」(17%)、「7月」(17%)の順に出題される月が多いです

実技2では多い月順に「1月」(25%)、「4月」(25%)、次に「6月」(17%)、「9月」(17%)

の順に出題される月が多いです。

 

共通することは全体、実技1、実技2でも「1月」に関する問題が多く出題されていることです

 

まとめ

実技1はどちらかというと最近起きた現象が出題される傾向があり、実技2はどちらかというと少し昔に起きた現象が出題される傾向があります。6年前くらいから、天気図や起きた現象の確認を行う必要があると思います

また、台風や南岸低気圧など大きな災害が起こった現象などを収集したり見たりする必要があるのだと感じます

 

というより、「何で始めたの?」と思う人もいるかもしれません。漢検では漢検1級の模擬試験を運営しています(大智模試)。私も気象予報士試験でも、何かできることはないかなと考えたら、実技試験の問題に「何年に出題されたか」のようなことはできると思ったからです。ここから、気象予報士試験の参考資料などを上げていこうかなと思います

気象予報士試験は模試は運営しません。あくまで、補助的な役割として運営していきます

よろしくお願いします